アテネ五輪、ニッポン柔道絶好調


  日本柔道陣が初日でその実力を見せつけた。谷亮子と野村忠宏が金メダルを獲得したアテネ五輪柔道競技のNHK生中継が、最高瞬間視聴率43.7パーセントを記録したという。日本国民の半分近くが、深夜の中継にかじりついて興奮したことになる。メダル獲得数は10個(金8、銀2)、当初の目標を大幅に上回る柔道代表の活躍は見事の一言に尽きる。何とも嬉しい予想外れに感動したことである。とりわけ女子の健闘は特筆すべきで、谷亮子、谷本歩実によるダブル金獲得新記録を、上野雅恵があっさり更新、谷本が平均一分で全一本勝ちの優勝を決めた時は、おもわず「ヤッター」と叫んでいた。全力を出し切った横沢由貴の銀メダル獲得も感動的だった。また、柔道界の七不思議とまで言われ、五輪での金にこだわり続けて12年間、ついにこれぞ日本柔道といっても良い、絶妙の「左釣り込み腰」一本で夢の実現を果たした阿武教子、そして女子最後の金は、逆転優勝の塚田真希が、周囲の期待に応えると共に何が何でもここで逃してなるものかという執念で6つ目(銀1)のメダルを勝ち取った。男子は、野村忠宏に続いて内柴正人が、2日連続の金メダルを獲得した時は正直驚いた。斉藤仁監督がないたことに100パーセント共感できた。ただ、高松正裕と塘内将彦、井上康生には失望した。結果にではない。何もせずに負けたことにだ。体調管理も代表選手の基本的責務ではないだろうか。また、勝負はやってみなければ断定できないものであるが、特に一対一の格闘技では一瞬の隙が命取りになる。落ち着いてとか大事にいこうなんてのは、相手に隙を与えることになる。貪欲なまでの闘争心、ハングリースピリッツが心身共に鍛錬されていなければ、自己のペースでは試合をものにできない。これは常に心得ておくことで満足したら勝負の神は離れていってしまう。鈴木桂治が男子最後の100キロ超級で日本中のこの重苦しい気持ちを払拭してくれた。アテネオリンピックは、私に忘れかけていたことを思い出させ、且つ多くの教訓を学ばせてくれました。

 さて、つぎにクラブの子供たちについてですが、例年になく朝練習で体力づくりに励んで、その効果が現れてきつつあります。インターハイでは皆さんの応援のお陰で、優勝は逃しましたが奈未が準優勝まで上りました。笑嘉は団体戦で全勝(2勝)、繁子も頑張り、徳島県1位の175センチ115キロの選手をもう少しで取れるまで追い込む健闘をしました。この勢いで、t儀の全日本ジュニア女子柔道選手権大会(9/11,講道館)もがめつく頑張らせたい。更に、本年度のさいたま国体(10/24〜26)に本県代表として(中堅)奈未、(大将)笑嘉が出場権を得ていることを報告すると共に、一層のご支援、ご協力をお願いする次第でございます。まだまだ残暑が続く時節柄、皆様には健康作りに怠り無きようお祈りいたします。



平成16年8月          
福田柔道クラブ 師範 西島温行

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