潔斎
そして、初め、神主・役員・輿番・お先供の方々が、まずお清めを済ますと、各町内が決められた順序によってバスの往復も含めまして、浜で2時間か3時間かかってお清めを済ましてこちらへ帰ってくるのです。
浜垢離の時に、持って帰ってくるものがあります。
まず、石ですね。これは波が来て砂に埋まったような非常に清らかな石を拾って参ります。これもお先供の方々が拾って下さることが多いのですが、神主と力を合わせて拾います。その年によって海の加減で石がほとんどない年と、石ばかりの年とありますので、困る場面もあります。とにかく、石を十数個拾って参ります。
そして、その石のあったところの砂を桶に一杯持って帰ります。
又、もっと深い桶、先程の松原ノ神事で鯔を飼ってきた担ぐような桶に海水を一杯持って帰ります。
結局、海水と砂と石と三つ持って帰ってきます。
これは、八幡様でもほとんど同じ事をやっておるようです。少なくても、八幡様で石だけは持ってきています。この石は天神様と同じように神輿のまわりに配置して、渡御が無事に終わりますようにと祈願していることは、はっきりしております。だから、おそらく海水とか御砂を持ってきて、なんらかのお祓いの形に使っているのではないかと思います。
帰ってくると、役員の主な方々は「お礼参り」とか言って、夜に天神様の方へお参りに来る行事があるようですが、このことについては私は分かっておりません。