お先供係
ここで、お先供係の方々がどういう方なのか、私なりの解釈を簡単に説明させていただきます。
お先供という方々は「お道具持ち」という名前で自分たちを呼んでいるようです。
<お道具>というのは、私の考えでは今のお先供の方々の遠いご先祖の方々が、ある時期に結束されて裸祭を意義たらしめるために、何とか助太刀をしようではないかと、強い決意をされた。その時に、いろんなお祭をにぎやかにする道具を寄付なさったというのが始まりのように思います。
このお道具というのは、長さ約90センチ?幅約30センチ?の道具箱というものがまだありまして、毎年その箱から出して、私ども神主は準備するわけです。その道具の箱の裏に「明治二十何年」と年代が記されております。私は調べたものを持っておりますが、今日は見る間がないので詳しくは申し上げられませんが、作った日も書いてあったりします。それは、何のタレ兵衛は何を持つ。例えば「御弓 某氏・御鉾 某氏・御幣束 某氏」というように名前が書いてあり、役職も付いておりました。その方々のご親族、あるいは縁故の方々には、お先供としてご奉仕いだだいております。お先供の方々の祖先がお祭をするために、立派なお道具を支度してくれました。おそらく、昔は個人で支度なさったものだろうと思われます。今はお宮の経費で何でもかんでも支度してしまっていますけど、お先供の方々にはそういう歴史があるように思います。
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