いわた東海道四〇〇年祭見附地区實行委員會 發行仕候

第壱號   平成拾壱年拾弐月拾五日

静岡県のエントリー事業として
 此の度、静岡県提唱の東海道四〇〇年祭(平成十三年)に、磐田市見付が参加することになりました。これは、見付地区の住民が、歴史を生かしたまちづくりに取り組み、その企画「街道も旅人も今よみがえれ見附宿」が県のエントリー事業として認められたものであります。
通年で行うイベント
 平成十三年には、一年を通して見附宿は記念イベントを行います。春は徳川時代絵巻、夏は遠江祇園祭、秋には見附宿くらしの物語として三大事業を計画致しました。それらを、歴史が風にそよぐまちづくり「出会い、そして恋ものがたり」という一連のストーリーによって進行させます。
平成十二年、まずプレイベント
 「遠州大名行列」を!
 見附宿のプレイベントは大名行列に決まりました。
それは、街道を往来する旅人の集約として、街道文化の象徴として参勤交代の大名行列が語り継がれているからです。
 平成十二年のプレイベントでは箱根の御指導を頂き、十三年からは少しずつ見附宿で行列を整え、いつの日か全てを自分達の手で行うことができればと考えています。
 大名行列が見附宿を通る、その日だけでも見付中が江戸時代に戻ってみようではありませんか。本物志向により江戸時代を再現すれば、そこには日本人が追及しつヾけた美しさがあるはずです。華麗な中に閑寂なものを包んでいて、その底に行き届いた心があってはじめて、雅な精神があるといいます。科学文明を追い続けた結果、心が忘れられた現代にあって、東海道四〇〇年祭はもう一度心のやすらぎ、人と人とのふれ合いを考えさせてくれます。
 また、大名行列が宿泊した日は、近郷近在より助郷(宿場へのお手伝い)も集まり、大変なにぎわいだったと伝えられています。
 平成十三年の一年をかけて、いやこれを機会に将来もずっと、見附地区実行委員会は見附宿の賑わいを取りもどす為に、また日本人の美意識を追求する為に、江戸時代をはじめとする古き良き時代にこだわって、イベントを続けて参りたいと考えております。是非実行委員会への御参加と御協力をお願い申し上げます。
いわた東海道400年祭見附地区実行委員会
事務局広報担当
e-mail:mitsuke@totoumi.com